会場の東山田のカフェ「DEN」さんの店頭にオレンジボーイが到着。待ちかねたようにみんなが、手際よく店頭に、オレンジボーイ、本の棚、テーブル、屋台と並べました。
カフェの中では、まち工場体験が始まるのが待ちきれない様子の親子連れがいっぱい。
3Dプリンター3台での体験は、パソコンで描いた絵が目の前でメダルになります。
レーザーカッターで5連射のゴム鉄砲作り。ウエットスーツの端材を使ってキーホルダー作り! ほら、できたよ~って大人も目を輝かせています。
カフェのランチは生ハム入りのサンドイッチにスープ付き。こまでりさんのお弁当はたっぷりの肉炒め。
午後の会場は、オレンジボーイが窓越しに見える場所を背景にして、岩室さんのピアノ演奏と高校2年生のみなみちゃんが読み聞かせ。「よるくま」(酒井駒子作)、次いで忌野清志郎の絵本「ブーワの森」が登場。清志郎さんの了解を得て作曲したという岩室さんの曲。我が子の誕生で絵本を描くようになったという清志郎さんの、地球を守るために勇気をもって戦って、というメッセージ。若々しいやさしい声と、やわらかな音楽、本を描く清志郎さんの姿も浮かんできす。好きな絵本に即興で演奏をするというリクエストに3人が手を挙げて、ディックブルーナの絵本と佐藤忠良絵の「おおきなかぶ」、「100万回生きたねこ」。
次に三田律子さんの「つくる」をテーマのブックトーク。 「ああ、たいくつだ」ピーター・スピアー作 「おばあさんのひこうき」佐藤さとる作 「エジプトのミイラ」アリキ作 「世界あちこちゆかいな家めぐり」小松義夫写真 「イグルーをつくる」ウーリ・ステルツアー写真 「鳥の巣の本」 「鳥の巣をつくろう」鈴木まもる作 三田さんの読書量とプレゼン力は、圧巻!
カフェ「DEN」はまるでウクライナ民話の「てぶくろ」のようです。いろんな人がどんどん入っていく。いろんなことがあっちでもこっちでも何でもできる自由さがあります。
音楽と読み聞かせが始まっても、隅っこでずっとビー玉が階段からカタンカタンと落ちる遊び装置に夢中になってる男の子。時々手が止まる。ちゃんと聞いてるんだ・・。
外の駐車場にいい感じに収まっているオレンジボーイには、親子連れが入れ替わり立ち替わり入っていきます。ずっと外で本を手にする人たちも。大人も多いかもと選んできた私の本は、読みたいなという友人に個人貸し出し。個人対個人で成り立つ貸し出しは可能ですね。
絵本を仲立ちに、場所との交流、音楽や人とのコラボなど、新しい可能性がたくさん見つかったキックオフの一日。会場を提供して近隣の人たちに声をかけてくださったスリーハイの男澤さん。生みたて卵を提供していただいた織茂さん。そして小田原から機材を運んできていただいた川田さんとお仲間のおふたり。「出張まち工場」を快く貸し出していただいていることがすべてのスタートでした。
皆さんへの感謝を胸に、これから、まちのあっちこっちにブックカフェを開いていきます。
つづきブックカフェ、キックオフ
「つづき交流ステーション」さんがていねいに記事を書いてくださいました。
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