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Writer's pictureChiyoko Ebata

春の満月を眺めながら

Updated: May 4, 2021


コロナの感染の広がりが一向に衰えず、ブックカフェの開催の予定が立てられないでいます。


そんな中でも、ブックカフェのボランティアスタッフのみなさんでつくっているライングループでは、かなり密なおしゃべりが行き交っています。


その一端を・・・。


4月27日の夜は明るい大きな満月が上がって、その写真をupしたら、次々に登場するお月様の絵本達。


月の本を、と呼びかけたご本人がまず口火を切ってのおすす本。


◆「月はどうしてできたか」グリム童話

 夜が真っ暗な街から来た4人。

ある街に来たら夜でも明るいのに驚きます。

カシの木の上にあかりがあり、それが街を照らしていたのです。

それは市長が買ってきてぶらさげた月というものだと教えられました。

それを聞いた4人はこれを勝手にもらって帰り、

自分たちの街を照らします。

そのうち、一人が病気になり

「あの月の4分の1はおれのものだ。

おれが死んだらぜひともおはかにもっていかせてくれ」

亡くなると月の4分の1を切り取っていっしょに埋めてやります。

そして4人とも月と共に葬られたら、

死人の世界が月で明るくなり死人達は飲んで大騒ぎ、ケンカを始めます。

天から見ていたピーターは月を取り上げると天の高みにぶら下げたのでした。


◆「おつきさまひとつづつ」

  長野ヒデ子作

明るい、明るいおつきさまですね。 

私のおすすめは長野ヒデ子様の「おつきさまひとつづつ」です。 

ピンク月 

 叶えておくれ

   我が願い



◆新美南吉の「かげ」

 作:新美南吉 絵:鈴木靖将

月夜の晩にカラスが自分の影と競争します。

さてどちらが勝ったでしょうか?


◆「月夜のみみずく」

ヨーレン詩/工藤直子訳/ショーエンヘール絵

もうひとつ紹介していいかしら?

お父さんと月夜の雪の森にみみずく探しに出かけた女の子のおはなし.


◆「おやすみなさいおつきさま」

    ◆「おつきさまなにみてる」著者なかじま かおり

ブックカフェの皆様ご無沙汰しております。

このLINEでご活躍の様子を楽しく拝見させていただいてます。

わたくし事ですが、この4月から保育士さん幼稚園教諭を目指す学生さんたちを教える仕事をはじめました。 授業の中でわたくしのおすすめの絵本やわらべうたなどを紹介することもあります。 みなさん熱心に書名や出版社をひかえていかれ、本の持つパワーを感じることがたくさんありました。 定版の本も、知らなかった〜と目を輝かせて見てくれたりします。

 

「ツナグ」辻村深月

「ツナグ」は満月の夜のおはなし。

死者と再会できるとしたら誰と逢いたいでしょう‥


最後に詩をふたつ

◆「くまさん」まどみちお 

              ◆「ふじさんとおひさま」

詩:たにかわしゅんたろう 絵:さのようこ



◆「ながいよるのおつきさま」

作シンシアライアント絵マークシーゲル 訳渡辺葉

2つのの詩を読んで、前に借りた絵本を思い出しました。 お母さんが赤ちゃんを抱っこして満月を見に行きます。 昔人々がそれぞれの月の満月に名前をつけました。



◆「ぼく、おつきさまとはなしたよ」

お月さまに誕生日の贈り物をあげたいくまくん。。。


◆「おつきみうさぎ」

 作:中川ひろたか 絵:村上康文

今日はお月見

野原ですすきを取っていたみんなが 

不思議なうさぎを見つけて連れてかえります。

なんとそのうさぎは片足外してしまい月からおちてしまったうさぎでした。

果たして月に帰ることができるのかな〜


◆「おこった月」

作 ウィリアム・スリーター再話

 絵 ブレア・レント 訳 晴海耕平

私からご紹介するこの本は、

北アメリカ先住民族に伝わるお話です。 幼友達のルーパンとラポウィンザは、夏、月夜に照らされる草原を仲良く歩いています。

何気なくラポウィンザが「顔じゅう あばただらけだわ。なんてみっともないんでしょ」と月を笑ったものだから、月は怒って彼女を連れ去ってしまい、

ルーパンは彼女を連れ戻すため勇気を出して空の国へ向います。


日本の「三枚のお札」にも似た内容ですが、

自分で読むよりも語ってもらったほうがよりイメージが広がる作品です。


◆「お月さまってどんなあじ?」

文・絵マイケル・グレイニエツ

昨日のお月さま本当に鏡の様に輝いていました。

お月さまを楽しむのは秋ばかりではありませんね。 遅ればせながら、私もお月さまの絵本upします。 お月さまってどんなあじなんだろう。

あまいのかな。しょっぱいのかな。

ほんのひとくち、たべてみたいね。(どんなあじがしたとおもいます?)



◆ふわり文庫の本から

◆「はずかしがりやのおつきさん」作:スズキコージ

月の光りの中でロバのロシナンテが奏でるギターのの音色がきこえるようで、

月といえばこの本!


◆「月の姫」おのちよ

「つきがでた」作者のおのちよさんの「月の姫」がとても好きで。

以前、小学校やケアプラザで(大きくカラーコピーして)高齢者さんに読んだ事があります。


「かわ」小野千世

おのちよさん

こんな風に繋がっていくなんて素敵(素敵)

私が初めて読んだ絵本は「かわ」

大人っぽい絵本ですが

絵がとても気に入って

まだ読みきかせを始めたばかりの頃に

小学校の特別学級で読みきかせしました。

今考えると・・よくやったなと。

その日、先生も一緒に楽しんでくれて、

こんな絵本も子供達が静かに夢中になるなんて

本当にびっくりしましたと言ってくれた事を思い出しました。

あやしいといえば、

中国や日本では月にはウサギがいて餅をついてとのどかな感じ、かぐや姫もいいですよね。

西洋では月は人間を狂気に引き込むと言われてます。

ウィキペディア情報でオオカミ男は満月に変身するし、

魔女も満月の時にあつまるとか。

ずいぶん地域によって違いがありますね。

その違いはどこから来るのかなあ。

ブックカフェLINEを垣間見るひと時、

またまた皆さまが面白そうな絵本談義とともに、

ピンポイントでおのちよさんの話題が。

おのちよさん、

娘幼稚園で毎月保護者向けに配布された小冊子に

コラムコーナーをお持ちでした。

毎回おもしろくて、メモして保存しているのがあります。

こんなの、いかがでしょう? 

歌ってみるとクスッとそして、あぁ上手だなぁと。

どぎつい話題もこんな風におもしろく調理してしまうセンス、

おのちよさんの文章の隠れファンです。

いつものことで <♪ボケマスヨ> おの ちよ


ボケ頭を振り絞って「ボケの詩」を書き連ねていたら、“ボケマスヨ”の言葉に深ぁい親近感を滲ませたくなったり、かと思えば意地悪くボケルワヨ、アンタと脅迫してみたくもなる。そこで、ふと思いつき、懐かしの歌などの節をボケマスヨにあててみると、これがなかなか面白いのです。やめられません。兎角、長調の歌よりも、短調で陰に籠ってしんみりと「ぼけますよぅ」などやりますと思わずニンマリなどして、おのちよ、けっこう、ヤナ女。


ゆったりと『月の砂漠』の節で歌ってみました。

♪ あくびしながら のんびりと テレビばっかり 見ていると

優雅なようでも おとろえて 七年早く ボケマスヨ


『鉄道唱歌』の節で、歯切れよく

♪ 歌や 散歩や 囲碁 将棋 どれも アホクサ メンドクサ

いつの間にやら 独りぼっち アッという間に ボケマスヨ


『みかんの花咲く丘』もためしてみました。

♪ 読書ぎらいで 詩 俳句 もってのほかさ 趣味ゼロさ

暇にまかせて アラさがし… おへそ曲がって ボケマスヨ


元気に「もしもしかめよ♫」(『うさぎとかめ』)でいきましょう。

♪ 体操なんか くらだらない 歌や踊りは とんでもない

人のやる事 ばかにして ひとの三倍 ボケマスヨ


『夕焼け小焼け』ではどうでしょうか?

♪ 映画も 芝居も 絵空ごと 寄席 演芸も くだらない

うちに 籠って 落ち込んで じぃわり じわりと ボケマスヨ


ムカシムカシウラシマハの『浦島太郎』で歌ってみると…

♪ 挨拶しようよ 声だして 背筋をたてて 顔あげて

人目を忘れず 身だしなみ ばっちくしてると ボケマスヨ


『荒城の月』で、しっとりいきましょう。

♪ 「もうトシよ」など 言わないで かるく十歳 サバよんで

すてきな人には ときめいて 色気もたなきゃ ボケマスヨ


あの、諦めたような「枯れすすき♫」(『船頭小唄』)では、どうでしょうか?

♪ 昔よかった 今は駄目

この世のすべてが 気に入らぬ


まだまだ、おしゃべりは続くのですが、

今日はこの辺でおしまいにします。

まったく

このラインの部屋には

コロナもおいそれとは

近づけません。

ブックカフェの仲間たちの

楽しい絵本談義

またいつか・・。




























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