top of page

詩 春まつりのはじまり

  • Writer: Chiyoko Ebata
    Chiyoko Ebata
  • Mar 6, 2020
  • 1 min read

Updated: Mar 15, 2020

わがBaBa仲間はすばらしい。


今日の雑木林にやってきて、この林を知り尽くしてるマダムと散策した。

さっき感想と一緒に、こんな詩を送ってきた。

沼津で絵本の店グリムを開いている、飯塚須磨子さんの詩集「くさはらだより」より。



春まつりのはじまり


きぶしに

黄金色(こがねいろ)の房が

ぶらさがると

春まつりのはじまりだ


雑木林の

あちこちに

花房(はなぶさ)が

ぽっぽっと灯る

にぎやかなちょうちん

風にゆらんゆらん


ふっくらした芽から

小さな緑のはっぱたちが

つぎつぎと顔をだす


雑木林に

命の鼓動が

はねかえる


春まつのはじまりだ


 
 
 

Kommentare


bottom of page