長岡輝子さんが岩手弁で語る宮沢賢治の世界。そこに住む子ども・大人たちの営みが岩手の風土とともに美しく描かれます。「猫の事務所」では登場する猫たちに想いを寄せ、「雨ニモマケズ」では言葉のイントネーションが心地よく、「永訣の朝」では心が揺さぶられ、「注文の多い料理店」「鹿踊りのはじまり」はユーモアの世界に引き込まれる。宮沢賢治の世界は広く深い。
本とは違った「語り」の魅力・楽しさを満喫できること間違いなしです。(T.W)
*写真は、よみかた辞書SHOP『点辞館』からお借りしています
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長岡輝子/朗読
キングレコード 2001年 4枚組
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