10日程前から子どもたちと一緒にモンシロチョウを卵から孵化させて育てています。小雨の降る今朝、幼虫に餌をあげながら、娘たちがもう幼かった頃に「お外にいる蝶々はどうしてるのかな?」と心配気に言っていたのを思い出しました。この絵本はそんな子どもならでは着眼点を優しく包んでくれています。
灰色がかった淡い青色の絵の世界が雨の日を美しく表現し、雨に煙る草木や生き物たちの息づかいが聞こえてきそうです。雨が小降りになり、ふと見上げた木に射し込む仄かな光、雨の日の不思議と生き物たちへの優しさが静かに描かれていて心和む絵本です。(N.T)
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「あめが ふるとき ちょうちょうは どこへ』
メイ・ゲアリック 文
レナード・ワイスガード 絵
言われてみると、雨の日、蝶々はどこで過ごしているのか、気にしたことがありませんでした。答えを探しに、ぜひ今度この本を読んでみたいです。