小学館から出されている「どうぶつだいすき絵本」シリーズのうちの一冊です。
キリンのおかあさんにうながされると、キリンのあかちゃんは生まれた瞬間から、立ち上がります。なぜでしょう。エゾリスのおかあさんは、木の穴のなかであかちゃんを生んで育てます。そしてときどき引っ越しします。なぜかしら。ラッコのおかあさんは、あかちゃんのからだにこんぶをまきつけます。なんでかな。動物たちの、そんなふしぎなおこないのわけを、やさしい色づかいの絵で教えてくれる絵本。作者の赤祖父ゆりさんは、自分が食べることより、自分が飼っている猫の食べ物のほうを先に考えてしまうほどの、動物好き。絵本に描かれたどの動物の表情にも、その愛情がたっぷり感じられます。(きむひろ)
-----
赤祖父ゆり 文/絵
小学館
Comments