今回の本の紹介は、3人のリレーでおおくりします。
木村の手元にある絵本(長谷川摂子作スズキコージ絵、『たいこたたきのパチャリントくん』)は、一時預かりの「さんぽ」でいただきました。さんぽについては、福井さんから紹介します。
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えだきんぎょでおなじみのえだきん商店街に「一時預かりさんぽ」があります。 誰でも、どんな理由でも、赤ちゃんから未就学児童まで、1時間300円で預かってくれます。 この度コロナでお家にいることが多く、行き詰まってる家庭もあるのではと、少しでもお役に立てるようにと絵本を無料で配布していました。最後の2組の絵本を私たち大人がいただきました。新しい本ではありませんが、人から人へと繋がる、気持ちのあたたかくなる本たちでした。 「さんぽ」は、子育て中の父母に寄り添い、悩みを聞き、一緒に泣いたり、笑ったりして、 真摯に保育に向き合い、仲間どうしで話し合い、子供一人一人の気持ちをたいせつに、賢く逞しく、本来人間が持っている生きる力を育んでくれている所だと思います。(T.F)
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こんなわけで木村の手元に絵本がきて、
ブックカフェのラインで、絵本の紹介をしたところ、大橋さんがスズキコージの絵本を紹介してくれました。
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『大千世界の生き物たち』
”想像の世界と言ったら著者に怒られるかもしれません。巻頭言にこう書かれています。
「ぼくは子どものころから、自分のまわりに、人間ではない何かの生き物の気配を感じる、、、、、
見るこつを覚えるとじつにたくさんの生き物に出会えた」と。
その出会えた71の生き物の説明と絵が書かれている図鑑の様な絵本です。
私が気に入っているのは、白い羽根を持った馬「マワリル」です。メリーゴーランドの屋根にいて、木馬を自分の子どもと思い一緒に遊び、夜になると子ども達が寝たからと空に帰ります。遊園地がお休みの時は、子ども達をなめてきれいにしてあげるんですって。
スズキコージワールド 不思議な世界です。(A.O)
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と、こんなふうにつながっていく絵本の世界、ぜひ楽しんでくださいね。この絵本を手にした時は、今まで見たことのない絵のタッチと想像の世界にかなりのインパクトを受けました。(M.K)
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『たいこたたきのバチャリントン』
長谷川摂子作
スズキコージ絵
複音館書店
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『大千世界の生き物たち』
スズキコージ作
架空社
写真:
大千世界の生き物たちより「マワリル」
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