top of page
  • 執筆者の写真NOBUKO KURONUMA

015.じぶんだけのいろ いろいろさがしたカメレオンのはなし

更新日:2020年7月17日


育てているモンシロチョウの幼虫が蛹になりました。でも、教科書に出てくるような黄緑色じゃなかったんです!

調べてみたら、モンシロチョウやアゲハチョウなどの特徴で、蛹になる準備をするときに緑色の葉っぱや茎で蛹化すると体色は緑色で、褐色の枝などの上で蛹化すると濃淡が微妙な茶褐色などに変化するそうです。

まわりの環境の色に合わせて身を守る、生きものとしての適応の一つの姿ですね!


そんな生き物の保護色の話しから、この絵本をご紹介します。


原題は"A color of this own"。

動物はそれぞれ自分の色を持っていて、それが当たり前になっている。でも、カメレオンは自分がいる場所によって色が変わるのが嫌だった。それは自分の色がないということではないのか…そんな悩みを持つカメレオン。でも彼はある日、もう一匹のカメレオンに出会って知った。「行く先々でやっぱり色は変わるだろうけど、きみとぼくはいつもおんなじ」…カメレオンが見つけたのは自分だけの色ではなく、仲間と共有する色だった。


レオ・レオニの絵本は色彩がとても美しい。大人が読んでも深い話しですが、哲学を子どもたちにもわかるように描くのはさすがです!(N.T)


=====

レオ・レオニ

訳 谷川俊太郎

好学社

閲覧数:57回0件のコメント

最新記事

すべて表示
bottom of page